ほんの2から30年前までは、五条川をはじめとする岩倉の水辺は日々の暮らしに必要不可欠な空間であり、また子供たちの最高の遊び場でもありました。その後、経済の高度成長を経て、社会は一面で豊かになりましたが、今振り返ってみると、急速な都市化の中で私たちは次第に水辺を忘れ、川を汚してきた事実に思い当たります。
桜並木のある五条側の水辺は、私たちの生活に「ゆとり」と「潤い」をあたえてくれる貴重な場所です、そしてこの水辺を新たによみがえらせ、保全・活用することが私たち市民一人ひとりにとってますます重要な使命となっていきます。
以上から、私たちはここに『岩倉の水辺を守る会』を設立し、地方の時代、心の時代になったいま「ふるさとの川・五条川」の緑と水辺を守り、より楽しく、美しい街を作り出すために、市民の総意、総力を結集してゆくことを宣言します。